『超一流になるのは才能か努力か? (文春e-book)』(アンダース・エリクソン、ロバート・プール)
『超一流になるのは才能か努力か? (文春e-book)』(アンダース・エリクソン、ロバート・プール)
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読み応えのある、すごく読んでよかった本。才能ではなく、努力。しかも、ただ単に練習するだけではなく、「目的のある練習」に取り組むこと。さらに能力を伸ばしたいのであれば、「限界的練習」が突破口になることが、いろんな事例をもとに、繰り返し繰り返し説得力を持って述べられる。まだまだやれることはあるはず。そんな気持ちにしてくれた。良かった。
追記:究極の鍛錬で述べられている、「考え抜いた努力」と「目的のある練習」が呼応しているのかな。
再読。本書は常に前向きというか、どこまでも「人は能力を伸ばすことができる」という前提を崩さない。その前提に立つと、もし学ぶ者の能力が向上していないとすると、
優れた教師やコーチの役割は、あなたがその時々に課題としている特定の技能を向上させるのに役立つような練習法を考えることに尽きる。
とあるように、練習法を考えきれてないということになる。
人は能力は必ず伸ばすことができるという前提に立つと、伸びていないとしても、やり方が良くなかっただけで、まだ伸ばす方法は必ずどこかに存在する、ということになる。
新しい方法を試すことを、これほど強く後押ししてくれる本はないかもしれない。
発行:2016